災害時の心得  kokoroe
いざという時、生活用水をどのように確保しますか?
〜生存のための水〜

 阪神淡路大震災では,一番無くて困ったのが水洗トイレの流す水でした.

  生活雑用水: 1人あたり1日
13リットル
  飲  料  水: 1人あたり1日
2リットル

が必要とされます.
〜命をつなぐ防災井戸〜

 新潟県中越地震の時には,エコノミー症候群が注目を集めましたが,心筋梗塞などの循環器系疾患は,阪神淡路大震災でも大勢の中高年者の命を奪いました.

いづれも

 ”不自由な環境でトイレに行く回数を減らそうと,食事や水分の摂取を控えたこと

による震災と密接に関連するものです.震災時だからこそ,普段以上に水分補給を心掛けることは,そうしたことを防ぐ上でとても大切なことでしょう.
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 井戸水の利点と平常時の活用 merit
〜井戸水の利点〜

●水温は年間を通してほとんど変化せず,夏は冷たく,冬は暖かく感じます.

●植木や芝生の水やりに・・・

●庭園の親水設備に・・・

●夏場の打ち水にも・・・

●ドロ汚れを落とすのに・・・

●古井戸をオブジェとして・・・

●スイカも冷やせるかも・・・
夏には打ち水

 夕暮れ時に散水すると,気化熱の作用によって涼しくなります.

 お金のかかる水道水と比べて,庭の植木や畑に気がねなく水を撒くこともでき、大事に育てた野菜や植木が猛暑で枯れることもなくなります.
現在では使われなくなった古井戸の再利用

 写真のように室外機の下などで封印されてしまった井戸が、たくさんみられるようです.

 これを機会に既存の井戸を防災井戸として復活させてみてはどうでしょうか.
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防災井戸
防災井戸
 厚狭商店街の一角に,このような防災井戸を設置しました
 大がかりな工事を必要としないボーリング井戸ですので,工事日数や費用はそれほどかかりません.  電気を必要としない,昔ながらの手押しポンプを採用しました
 
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 当社が実際に設置した防災井戸
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 防災井戸の構造としくみ
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 災害時の心得
 井戸水の利点と活用
 防災井戸の構造としくみ  kouzou
左図: ボーリング井戸の概念図.

 ボーリング井戸は,ボーリングによって地中に径10〜15pのボーリング孔を掘削した後,その孔に,地下水を通すための穴がたくさん開けてある(ストレーナー加工,ケーシングと呼ばれる管(長さ8〜16m)を挿入してあります.ケーシングとボーリング孔とのすき間には砂利が充填してあります.

揚水ポンプは,手汲み式と電力を用いる自給式とがあります
左図:厚狭地域に実際に設置された防災井戸.

 ストレーナー加工を施された部分は,時代が古く硬質の頁岩などの水を通しにくい地層の上部付近と,それを覆う第四紀の未固結の砂礫層の下部付近にくるように設置されています.

 第四紀の未固結の砂礫層中には,地下水を貯留するための空隙が発達しています.厚狭の防災井戸は,かつての厚狭川が運んできた砂礫中の空隙に賦存する地下水を4〜7mの深さからくみ上げるしくみになっています.
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 災害はこんなに身近なところで発生しました.  hassei
※当社は,厚狭における災害支援の経験により,地域の切実な状況を把握しており,阪神淡路大震災などの震災時の水資源確保の必要性を踏まえて,大がかりな設備に頼らず,電気を必要としない,災害時に適した防災井戸の設置を検討しました.
 厚狭商店街が浸水し,住民がボートで救出されています.  JR美祢線の線路盛土が厚狭川の流水により削られています.
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 ではなぜ厚狭に防災井戸はつくられたのでしょうか why 
   
※2010年7月の梅雨時期に山口県を集中豪雨が襲い,厚狭川の氾濫により住宅地ばかりでなく水道施設も浸水したため,長い間,水道水を供給できなくなりました.その結果,多くの被災者が,不便な生活を余儀なくされました. これが,その時の新聞記事です  
 
2010. 7.15.毎日新聞記事  厚狭川が氾濫し道路が冠水しているのがわかります.
 
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 防災井戸設置の意義  igi
 歴史を振り返ると,水害や渇水などの緊急時に水道が役に立たず,そのたびに井戸が見直されています.

 
山口県内には、菊川断層や岩国断層、大原湖断層などの将来的に直下型の被害地震をもたらす可能性のある活断層がいくつか知られています.また,近年,地球温暖化に起因するとみられる異常気象が頻発するようになり,2009年には防府の土石流災害,2010年には厚狭川流域の浸水被害などの自然災害が各地で起こっています.

 県内には,耐震化された水道管の普及が進んでいない現状とともに,厚狭では水道施設の浸水による影響で断水が長期化したことを受けて,大がかりな設備に頼らない,昔ながらの手押しポンプを備えた井戸が緊急時の命綱として見直される結果となりました.

 県内では防災井戸の設置がはじまったばかりで、このたびの防災井戸の設置は,地域防災の第一歩として位置づけられるとともに,
自主防災組織の立ち上げに大きく寄与するものと考えられます.また、阪神淡路大震災や東日本大震災の教訓から,今後ますます,設置の比較的簡便な防災井戸の需要が高まっていくことでしょう.
●自助…住民1人ひとりが自分の命は自分で守る

●共助…地域区民が連携して町の安全をみんなで守る

●公助…行政が災害に備え地域の基盤整備を進める
自主防災の基本理念
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